チベスナダイアリー

誰もまだ此れ程の阿呆の日常をありのままに書いたものはない。

古びたページ

朧気な記憶のメモ

所々不自然に汚れた紙と、そこに書かれた短い文章を見つけた。 「違うな。みな自分の城を大通りに建てていて、勝手なことを言えないだけでしょう?人間というものの本質はそう違いないぜぇ。自分だけが得をしたい。自分以外の人が得をするのは許せない。ただ…

古びた紙質のページ1

日記を捲っていくと、古びたページを見つけた。内容は日記のようだが、どこか雰囲気が異なる。 日記? 2月4日 寒い。棟から出ると雪が降っていた。明日には積もっていそうだ。手袋が有難い。 列車が止まっていなくて良かった。車内には僕らしかいなかった。「…