チベスナダイアリー

誰もまだ此れ程の阿呆の日常をありのままに書いたものはない。

スクラップブック

訓戒 ver4.0

私も中学は嫌いでした。最も、芥川の時代と今の中学は生徒の年齢も制度も別だったとは思いますが、それでもこの文は私の心情をかなり正確に表現していると感じました。 1 「すると、英雄の器と云うのは、勘定に明いと云う事かね。」 (芥川龍之介『英雄の器』…

自戒 ver1.0

私の言葉ないし走羽ちゃんの言った名言集です。 Twitterの発言まとめとも。 1 忘れられる程度の過去は、殆ど忘れるに及ばない。 糧とできる程度の失敗は、大抵そうするほどの価値は無い。 君ができる程度のことは、遍く無価値である。 2 それは、死にたいの…

訓戒 ver3.0

1 (編者補足:自身の死後という内容の夢の中で) 僕はちょっとSの顔を眺めた。SはやはりS自身は死なずに僕の死んだことを喜んでいる、――それをはっきり感じたのだった。 (芥川龍之介『死後』より) 2 (編者補足:自身の死後という内容の夢の中で、妻が悪い男…

訓戒 ver2.0

1 僕は機械的にしやべつてゐるうちにだんだん病的な破壊慾を感じ、堯舜を架空の人物にしたのは勿論、「春秋」の著者もずつと後の漢代の人だつたことを話し出した。 (芥川龍之介『歯車』より) 2 一、ロマンスの中の女性は善悪共皆好み候。二、あゝ云ふ女性は…

訓戒 ver1.0

名言集です。 1 我々にとって、すべてあると云う事は、畢竟するにただあると信ずる事にすぎないではないか。 (芥川龍之介『貉』より) 2 僕等人間は一事件の為に容易に自殺などするものではない。僕は過去の生活の総決算の為に自殺するのである。 (芥川龍之介…