チベスナダイアリー

誰もまだ此れ程の阿呆の日常をありのままに書いたものはない。

「魔々勇々」第5話爆裂生き甲斐感想文

No.5「生きがいなんてないのにね」感想文

前回、突如現れた複数の勇者たちと会うために、パンネロとともに中央へと向かうコルレオ。道中パンネロとの稽古で紋章術の使い方に気づく。そして出会った「もう1人」の勇者はめちゃくちゃ美少女で…!?

前話の感想はこちら⬇

「魔々勇々」4話激カワ爆裂感想文 - チベスナダイアリー

 

扉絵、逃げるエリシアと「生きがいなんてないのにね」というくらい言葉が絶望感を煽ります。前ぺージが黒く塗られているのも芸が細かい。「生きて」と呼びかけるのは今は亡きお母さん。やはり魔々はママ…

次の見開き、エリシアちゃんが全コマ可愛い。ズルい。特に逃げてる3コマ目のほっぺたと、アカシンゴウ…?のこまがめちゃくちゃ可愛いですね。1ページ目でコマの大きさで勢いを表す演出。グアッ!が笑える。あと扉絵から走ってるのが連続していて違和感なく読めますね。

「俺はすごく弱い」と打ち明けることで仲良くなるテクニック、お前まさか主人公か?あとストーリー的にも「強くなりてぇ!」ってのが今の目的なんで、弱さを自覚しているというのは大切なポイントですね。

エリシアちゃんは目的を探す勇者、独り立ち「させられた」勇者。これまで守られてきたという点でコルレオと同じで、成長が期待されます。

6歳歳上の破壊力はヤバい。コルレオくんが壊れてしまう。

「どうすればいいか、これから決めていこうぜ。」 何だこのハイパーコミュニケーション!?おまえ勇者か??

二人の間に挟まるシルクハットの男。おまえ列車乗ってたよね??ここに来て明確な敵らしき人物が描写されるのも面白いですね。先が気になる。ふたりが気づいていない演出も不気味で好きです。

そして現れるモンスター。コマ割りで攻撃を魅せてくるのは流石ですね… 初めて描かれる明確な戦闘シーン(これまではエヴァンのわからん殺しだったり、殴ったら勝ててたり、煙幕でなんも見えなかったりなので)も素晴らしい完成度で、バトル漫画としてやっていく気概を感じます。

「思いけど大丈夫!」←おまえさっきのヤツと同一人物か? ギャグもキレてますね。

倒す決意を高めるコルレオ、成長が見えてウルっときます。彼は「守る」勇者になりたくて戦う。それはかつての母親と一緒で… マママが繋いだ「庇護」というバトンはエリシアへ。彼女も戦う決意を固めます。

紋章術のネーミング、めちゃくちゃワンピースリスペクトに感じるんですけどどうですかね?あと地面に潜る敵をページ下部に進む様子で表現するセンス…

緩い女の子が馬鹿みたいに怪力って言うの、なんか癖を感じますね。

啖呵を切るときにエヴァンの名前が出てくるの、やっぱりコルレオのオリジンはエヴァンだと感じられて好きです。彼に勇者だと言ってもらったから、彼がこの世界に来たから始まった物語なので… 対応するように敵も「エヴァン」らしき名前を発しているのは伏線?先が気になる… やはりエンドがヤバすぎたのか…

次の敵を叩き付けるページ、神です。攻撃方向とコマの動きを連動させ、スピード感と勢いを魅せる手法。単なる綺麗な一枚絵なんかじゃない、アニメじゃできない、「漫画」でしかできない手法。やはり漫画界の新境地…

「んニュウ」何処に着地したんだ一体…!?

紋章のストックシステムめちゃくちゃイイですね!私が常々好き好き言っている漫画、金色のガッシュ!!でも「心の力」というMP的概念があるのですが、これがあるのと無いので戦闘の面白味が大きく変わってくると思います。攻撃に対して「MPが減る」というリスクがあることで、キャラの選択や技が映えますし、初めから全ブッパするとか節約するかとかで性格も魅せられる。でも「感情に呼応する」という設定で大逆転も違和感がない。よく考えられてるわ本当に。

そしてエリシアの生きがいになったコルレオ。「生きがいになってくれませんか?」これもう告白だよね??「守る勇者」と「守られる勇者」。「母を守れなかった勇者」と「母が殺された勇者」。上手く対比が効いていますね。

次が気になります。

 

まとめ

全コマエリシアちゃんが可愛い。先生の魅力が大爆発してますね。初めてのしっかりとした戦闘シーンも抜群の迫力ですし、面白そうな設定や敵キャラが開示されていって物語としてもちゃんと進んでいるのが素晴らしいですね。

次は6話です!